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新年1月5日、土佐湾沖に“巨艦”が姿を現わしました。
巨艦の名は“クアンタム・オブ・ザ・シーズ”
2014年就航の米国ロイヤル・カリビアン・インターナショナルが運航するクルーズ船で、
総トン数167,800トン、全長348m、全幅41m
旅客定員4,180人、乗組員1,500人で世界最大級の超豪華クルーズ船です。
高知へは7度目の来高ですが、初めて見るその姿には圧倒されました。
2016年度、高知新港に寄港したクルーズ船は予定を含め30隻
来年度には62隻と倍増の予定で、気を良くした高知県は
新たに訪日外国人観光客(インバウンド)の税関・入国管理・検疫を行う
ターミナル施設を新設すると発表、船内でのC.I.Q手続きの時間短縮で、
県内滞在時間の延長が目的だそうですが、
当時の橋本大二郎知事時代に中国からのコンテナ船の誘致を目的に新港を造成、
週1-2隻のコンテナ船しか誘致できず、一時は巨額を投じた大きな釣り岸壁と揶揄され
今回のクルーズ船の寄港も中四国では超大型船が入港できる唯一の外港なだけで、
想定外の何が幸いするかわからない時代に翻弄されているとしか思えず
新たな投資をするとは浅はかとしか考えられません。
岸壁には、滞在時間約10時間の高知県観光への足となる貸切バスが100台あまり待機
船会社や旅行社から県内バス会社へ発注されるのですが、
台数的にも県内だけではバスが足りず四国島内から惜き集められているのが実情です。
中国人の爆買いも終わり、他県の大型岸壁が整備されれば何れは寄港も無くなり
再び閑古鳥が鳴く釣り人専用岸壁だけはごめんです。
ではインバウンドも“とでんに乗って”土佐観光。いつまで続くかなー!